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日本振興銀行の破綻で、初のペイオフ(預金保険制度)
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もし万が一、銀行が倒産した場合に、預金者のお金を保障するためにあるのが「預金保険制度(ペイオフ)」ですが、2010年09月10日に日本振興銀行(にほんしんこうぎんこう)が経営破綻し、1971年に制度ができて以来、初めてのペイオフ適用がなされました。
日本振興銀行は、中小企業向けの融資と、個人への定期預金を専門とした銀行で、普通預金などの決済性預金サービスはなく、一般の銀行とは異なった特殊な銀行でした。
確か、何年か前に見たときには、10年ものの定期預金で年利:2%という、とても高い預金金利を掲げていたので、それを見た時には「大丈夫かなぁ??」と思っていたのですが、やはり、大丈夫ではありませんでしたね(;^_^A。
この銀行の「中小企業を応援したい!」という姿勢には、とても好感を持っていましたので、経営破綻の情報を聞いた時には、少し残念に思いました。
この、日本振興銀行の経営破綻により、初めての預金保険制度(ペイオフ)が発動されましたが、その結果がどうなったのか、気になっている方は多いと思いますので、その後の経過を書いていきたいと思います。
まず気になるのが、預金保険制度(ペイオフ)で保障の対象内となっている「元本1000万円+利息」の扱いがどうなったのかについてですが、これについては、約束通り、全額が保障されました。
定期保険の満期解約、中途解約をする場合には、下記の簡単な書類に記入をすることで、日本振興銀行に預金していた全額が返ってくるそうです。
あまりにも手続きが簡単なのでビックリしましたが(笑)、この書類を郵送することで預金保険が適用され、後日、元本1000万円+その利息については、振込によって返金がなされるので、ひとまず安心です。
…問題は、日本振興銀行に1000万円以上を預けていた人達ですが、その方々はどうなったのでしょうか?
元本1000万円+その利息以上は、「25%」を保障 |
毎日新聞によると、日本振興銀行に1000万円以上を預けていた人は、3560人(全預金者の約3%)、金額にして100億円程度になるそうですが、この金額のうち、いくら保証されるのかが預金保険機構から発表されました。
預金保険機構が発表した資料を見ていただければ分かるように、買取り期間は2010年12月13日?2011年3月31日の約3ヶ月半で、元本1000万円+その利息以上のお金については、たったの25%しか返金はされないそうです。
例えば、日本振興銀行に2000万円を定期預金していた方は、元本1000万円+預金に加えて、約250万円のお金しか返ってこないということになります。
安心だと思っていた銀行の定期預金に2000万円を預けて、返ってくるのは1250万円程度というのでは、泣くに泣けないですよね?高い金利に釣られて、1000万円以上のお金を預けると危ないということが、よく分かった出来事だと思います(汗)。
しかし、逆を言えば、今回の件で、もし万が一、ネットバンクが破綻するようなことがあっても、元本1000万円+その利息までは、しっかりと預金保険制度(ペイオフ)で守られることが分かったという事になります。
どんなに魅力的な高金利であっても、
預ける金額は、1名義:1000万円までにする。 |
この原則を忘れないようにして下さい(*^^*)。
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